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デンマークの3大都市、オーデンセを拠点としているネオ・シューゲイザーバンド。メンバーはKeith Canisius(キース・カニシス、G/B/Vo)と、Tine Louise(タイン・ルイーズ、Vo)の男女デュオ。My Bloody Valentineなどのシューゲイザーバンドからの影響はもちろんだが、耽美な音楽性と歌いまわしからはCocteau Twinsからの影響が強いことも感じさせる。現在は活動休止中。

Discography

2007
Rumskib 1st

Rumskib
Rumskib
1.Heats on Fire
2.
Springtime
3.Dreampoppers Tribute
4.Where Are The Flowers
5.Ferris Wheel Blackout
6.Think Eyes Away
7.You're My Japan
8.Sneak
9.Crucial Love games
10.Ovation Outsider
11.Girl Afraid
12.Love At First Sight
07年発表
Rumskibの1stアルバム。男女デュオによるネオ・シューゲイザーバンドのデビューアルバム。とにかく、マイブラやコクトーツインズを思わせるサウンドが印象的で、そこにエレクトロ要素も加えたことで、ジャケットのような耽美な世界観が構築されている。絶景を眺めているかのようなこの世界観は、まさに水平線の広がる海岸で夕焼けを眺めているかのよう…。

様々なサウンドや音色がぶつかり合っているためか、全体的にごちゃごちゃとしてるように感じてしまうかもしれない。しかし、轟音のフィーバックノイズに、水しぶきが弾けるようなキラキラとしたメロディ。さらにはエリザベスフレイザーのような透き通った冷たいヴォーカルが、シューゲイザーの恍惚感を存分に生み出しており、とても気持ち良かった。壮大な雰囲気を醸しだす@が特に素晴らしく、このバンドの魅力が凝縮されていると言っても過言ではない名曲。他にも、アグレッシブに攻めるGや、静けさ漂うインストも数曲収録されており、アルバムとしても綺麗な流れが出来ている。

シューゲイザーの様々な要素を内包している点は素晴らしいが、音が散らかっている印象が最後まで抜けなかった。この点を改善すれば、とてつもなく素晴らしい作品が生まれるのではないかと思っている。 バンドサウンドからエレクトロニカまで幅広くサウンドを取り込むラムズキブは、今後の活躍から目が離せないバンドの一つだ。