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LUNA SEAX Japanの弟分として、90年代のヴィジュアル系バンドのブームの中核を担っていたバンドと認識しています。デビューして以来、彼らのヴィジュアル系独特の妖艶さはみなさんの知るところですが、サウンドの繊細さで異彩を放っていました。そういう暴力的ではないところに魅力を感じます。見た目と相まってとても神秘的。

94年に『MOTHER』、96年に『STYLE』を作り上げ全盛期を迎えます。しかし97年は活動休止をし、それぞれソロ活動に励みます。そのときRYUICHIは本名の河村隆一として出した作品がドレも大ヒット。

その後再び活動再開し、『SHINE』 『LUNACY』を生み出した後に00年に終幕(解散)。

Discography

1991
LUNA SEA 1st
1992
IMAGE 2nd
1993
EDEN 3rd
1994
MOTHER 4th
1996
STYLE 5th
1998
SHINE 6th
1999
NEVER SOLD OUT live
2000
LUNACY 7th
MOTHER
Mother
1:LOVELESS
2:ROSIER
3:FACE TO FACE
4:CIVILIZE
5:GENESIS OF MIND ~夢の彼方へ~
6:AURORA
7:IN FUTURE
8:FAKE
9:TRUE BLUE
10:MOTHER
94年発表
 LUNA SEA通算四枚目の作品。先行シングルAはロングヒットを記録。大きな人気を獲得している時期にこのMOTHERはリリースされた。他にシングルはHと後にシングルカットされたIの三曲。

このアルバムは一貫してとても神秘的で美しく、とっても艶やか。特に@は正にガラスの彫刻。ちょっと触れたら壊れるんじゃないかと言うぐらい繊細な音使いのこの曲は、彼らのサウンドを象徴するナンバー。このアルバムで一番好き。そして疾走する名曲Aの後は刺々しいBCの何とも怪しい曲が続く。切り込むギターが印象的な疾走ナンバーFは美しい曲に酔いしれているときに現れる極悪ナンバー(笑)。このアルバムでは最も荒れている楽曲。

今思えば、周りのヴィジュアル系とは正反対の音楽をやっていたバンドだったのではないだろうか。サウンドに暴力的な面を感じられないから創感じるのかもしれない。特にギターの旋律とRYUICHIの声は美しい。美しいガラスの彫刻をこの作品で作り上げたLUNA SEAはここで人気を確実なものにした。
STYLE
Style
1:WITH LOVE
2:G.
3:HURT
4:RA-SE-N
5:LUV U
6:FOREVER & EVER
7:1999
8:END OF SORROW
9:DESIRE
10:IN SILENCE
11:SELVES
96年発表
このアルバムがリリースされた頃は全盛期にあたる。代表作のシングルHは大ヒットした楽曲。ほどよく歪んだガレージギターがかっこいいAとC。前者はイントロで心奪われる。後者は全体的に同じメロディが鳴っているが、後半に徐々に盛り上がりを見せる楽曲。

この頃は刺々しいサウンドが目立つ。この後に出る作品からはそれが薄れていってるのか、賛否両論みたい。
SHINE
Shine
1:Time Has Come
2:STORM
3:NO PAIN
4:SHINE
5:I for You
6:Unlikelihood
7:ANOTHER
8:MILLENIUM
9:BROKEN
10:VELVET
11:Love Me
12:BREATHE
13:UP TO YOU
98年発表
メンバーのそれぞれのソロ活動に伴い一時活動停止していたLUNA SEAがシングルAで復活。そしてこのアルバムで完全に復活した。河村隆一がシングルアルバムで大ヒットをかましたのも記憶に新しい時期である。

過去のヴィジュアルで身を固めた時期とは違い、暗い夜の世界のイメージが随分と減ったように思う。シングルCDを聴くとそれがよく分かる。夕暮れ時のカーテンから差し込む光の如しのこの作品。なので過去の作品の世界感が好きだったファンは離れてしまったように思う。あと、それぞれの曲のインパクトに欠けるのも考えられるかも。

しかし、シングル三曲は文句なしの名曲。とくに復活シングルAは、自分としてもLUNA SEAを知るきっかけになった一曲でとても思い入れがあります。他のアルバム曲では、キャッチーな最後の三曲が好き。
LUNACY
Lunacy
1:Be Awake
2:Sweetest Coma Again
3:gravity
4:KISS
5:4:00AM
6:VIRGIN MARY
7:white out
8:a Vision
9:FEEL
10:TONIGHT
11:Crazy About You
00年発表
LUNASEAラストアルバム。このアルバムは今までのアルバムより迫力があるというか…ギターサウンド、ベース、ドラムのそれぞれが今までのアルバムより明らかにハイクオリティ。特にこのアルバムのキーを握っているのはベースであろう。ほかのパートに負けず劣らずの高度なテクニックに呆然としてしまった。

このアルバムはポップな@から始まる。そしてハードなギター、かっこよすぎなベースソロも聴ける、最初から終わりまで抜け目の無いA。AはLUNASEAの中でも五本の指に入るほど好き。ざらついたヘヴィなギターが特徴のH。メロディがとても綺麗なバラードのBと、雪をさらに幻想的に魅せるFもいい曲。ラストアルバムにして傑作アルバム。流石。