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ニシムラユキ(Vo)ツネヨシリュウジ(G)による音楽デュオ。海外にも作品をリリースするなど進出しており、人気を得ている。

Discography

1998
Sleep In a Synchrotron 1st
1998
Color Filter Remix remix
1999
I Often Think In Music 2nd
2001
Luminesence 3rd
2002
I'm not sad in this world 4th
2004
Silent Way 5th
2007
blueberry 6th
Sleep In a Synchrotron
Sleep In a Synchrotron
1.Star Above You
2.Children of Summer
3.Sad Grey Sky
4.Sattelite of Love
5.Sleep in a Synchrotron
6.Let Me Sleep

7.New Words
8.Lullaby
9.Children of Summer (remix)
10.Let Me Sleep (remix)
11.Lullaby (remix)
98年発表
COLOR FILTERの1stアルバム。涼しげなシンセとアコギの音色を中心に、ドリーミーな空間を生み出すデュオのデビュー作。爽やかで透明感あふれるインストを中心に構成された楽曲群は、透き通っているかのようで、即興で歌われたような女性ヴォーカルはもはや音の一部として溶け込んでいる。そのイメージは、森の中の水辺のジャケット写真が的確にとらえているように思う。

紡ぎ出されるように鳴るアコギやピアノの単音の旋律が想像力を掻き立てるため、うっとりするほど心地よくなることができる。そこにふわりふわりとシンセが舞い降り、ヴォーカルが被さり、木漏れ日の下で水に反射する川を眺めているかのような気分にさせられる。もしくは土手の草原で寝っ転がる様か。とにかく森や木々などの自然が、目に映るかの如く浮かんでくるこの心地よさ・・・。こういったサウンドは今ではフォークトロニカなどと言われるのだろうか、その単語もしっくりくる恍惚サウンド。そして主観だが、この作品を聴く時間は早朝・午前中が相性ばっちりだと思う。覚醒しきってない脳内を、まるでこの作品が体現しているかのようだ。

ジャケット写真のイメージに最も近いAが特にお気に入りで、まるで曲が写真から音が鳴っているかのような親和性。タイトルトラックのDは、日の光を全身で受け止めているかのような、シンセがメインの名曲。ちなみに本作は曲数は少ないものの、リミックス曲が後半に三つ収録されている。この作品を聴いた後は、土手や林などに行きたくなることマチガイなし。