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疾走系轟音シューゲイザーSwervedriver。今考えるとこのバンドがなぜシューゲイザーのくくりに入っているのか不思議なところである。彼らはむしろ後のグランジ、特にDinosaur Jr.との共通点を多く感じる。砂塵を巻き上げながら荒野を力強く疾走していくようなサウンドは単純にカッコいい。

最近ではエモなどの台頭で再評価が著しい彼ら。その煽りを受けたのか、2007年に再結成した。

Discography

1991
Raise 1st
1993
Mezcal Head 2nd
1995
Ejector Seat Reservation 3rd
1997
99th Dream 4th

Raise
Raise
1.Sci-Flyer
2.Pile-Up
3.Son of Mustang Ford
4.Deep Seat
5.Rave Down
6.Sunset
7.Feel So Real
8.Sandblasted
9.Lead Me Where You Dare...
91年発表
Swervedriverの1stアルバム。クリエイションのアラン・マッギーやライドや見出され、同レーベルと契約。その後、彼らはライドの後に続けとばかりに登場し、待望のデビューアルバムであるこの作品をリリースしたのである。そして現在では彼らの代表作となっている本作。爆音ギターに力強いドラム、心臓に突き刺さりそうなベース音など、サウンドの迫力は申し分なし。ただ、彼らがシューゲイザーと呼ばれることには個人的にちょっと違和感を感じてしまう。

とはいうものの、近年のシューゲイザー再評価の影響で同ジャンルを語る上で欠かせない重要作となっており、もはや名盤と位置づけてもよさそうな作品である。他のバンドと一線を画してはいるものの、ノイズギターによる轟音や、バックのサウンドに埋もれてしまいそうな冷めたヴォーカル等々、シューゲイザーたらしめる部分が多いのは確か。メンバーがジザメリを好きだということもあり、刺々しさも強く感じられる。その代わり、甘い雰囲気は他のバンドに比べ非常に少なく、むしろDinasaur Jr.のように荒野を疾走していく男気溢れるサウンドが印象的である。

@Aはイントロからアクセル全開の爆音がカッコよすぎるし、代表曲BDでも突進する彼らの勢いにはただただ圧倒される。勢いだけで突っ走るだけにとどまらず、スケールの大きさや奥深さを憶えてしまう音の使い方と曲の展開は、当時のイギリスの音楽シーンを表しているような気もする。