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80年代のニューウェイブのにおいをぷんぷんさせる、カナダ出身のポストパンクバンド。現在ブームになっている、ニューウェイブをはじめとした80'sロック回帰バンドの先駆け的存在とも語られている。デビューアルバムはメディアに絶賛され、早くも人気をものにするが、その後メンバーの激しい立ち代わりなど苦労が絶えないバンドでもある。

特に2ndアルバムからはドラマーがVo/Gに転向し、ツインヴォーカルのスタイルへと変貌。さらに持ち味だった80'sロックサウンドが音楽市場で飽和状態であることに嫌気が射し、大きく音楽性の変更を図るなど、とても大胆で意欲的な制作を行っている。

Discography

2003
Logic Will Break Your Heart 1st
2006
Without Feathers 2nd
2008
Oceans Will Rise 3rd

Logic Will Break Your Heart
Logic Will Break Your Heart
1.Lola Stars and Stripes
2.Gender Bombs
3.Changes Are No Good
4.Love and Death
5.Of Montreal
6.Ready for It
7.Let's Roll
8.Allison Krausse
9.Animals and Insects
10.Still In Love Song
11.Fevered
12.Yesterday Never Tomorrows
13.Killer Bees *
03年発表
The Stillsの1stアルバム。先行シングル@BI等がいずれもヒットし、彼らへの期待が高まる中リリースされたデビュー作。本作は大絶賛を受け、その後各国でライブを実施するなど、バンドは華々しいデビューを飾ったのである。カナダ出身で現在はアメリカを中心に活動をしているという彼らだが、サウンドを聴いただけでは完全にイギリスのバンドだと思い込んでしまう。なにせ余りにもメランコリックで落ち着いたサウンドを鳴らしているものだから。

バックのリズム隊がとても力強くスピード感のある演奏をする中、虚しく鳴り響く単音のギターメロディが前面に押し出されていることで、心の負の部分が引きずり出されるような錯覚に陥る。他にも、シンセやキーボードのサウンドもうっすらと乗っかっているため、ジョイ・ディヴィジョンなどを通過してきた耳には懐かしさを憶える人も多いはず。そして、ほとんどの楽曲が皮肉交じりに世の中を見ているような悲哀な曲なため、統一感はばっちりだが、それにしても寂しい。ヴォーカルの脱力した歌いまわしも影響してか、聞き手も思わずため息を漏らしながらうつむいてしまいそうになる。

印象的な楽曲はK。希望に胸躍らせるような日の当たるようなメロディラインが印象的な楽曲で、こういった曲がラストトラックというのは感慨深い。本作は夜中に高速道路を疾走したい衝動に駆られるのだが、おそらくKで夜明けを迎えるに違いない。他のトラックでず〜っと負のオーラを浴びさせられてもKで伏していた顔を正面に向けて、必ず昇る朝日を眺めたい。