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Information

国内の音楽シーンで独特の異彩を放ち続けるアーティスト。近年は東京事変を結成し、バンドとしても活動しているが、昨年から再びソロアーティストとして復帰。

Discography

1999
無罪モラトリアム 1st
2000
勝訴ストリップ 2nd
2003
加爾基 精液 栗ノ花 3rd
勝訴ストリップ
勝訴ストリップ
1.虚言症
2.浴室
3.弁解ドビュッシー
4.ギブス
5.闇に降る雨
6.アイデンティティ
7.罪と罰
8.ストイシズム
9.月に負け犬
10.サカナ
11.病床パブリック
12.本能
13.依存症
00年発表
椎名林檎の2ndアルバム。先行シングルCFKを収録した、椎名林檎の代表作とも言えるアルバム。特にナース姿のPVが印象的だったKは、未だに多くの方の脳裏に焼き付いていることだろう。前作で既に培われたと思われた独特の雰囲気をさらに深化させたとされる本作では、不気味なほど妖しく、且つ攻撃的なサウンドが叩きつけられている。

まず椎名林檎のヴォーカル云々の前に、革新的なバンドサウンドが個人的に耳に残った。キリキリと鳴り叫ぶギターノイズはまるで鼓膜を切り裂くかのようであり、亀田誠治のブリブリと音を立てるベースの存在感は、彼女の声と同じくらい大きいものであるとさえ思う。他の楽器の音色も統合すると機械的でとてもパワフルなバンドサウンドに仕上がっており、それにより彼女の自由奔放に歌い歩くヴォーカルがとても映えている印象がある。これが奇妙なイメージを植えつけている椎名林檎の存在感や音楽そのものを、カッコ良いと感じさせているのだろうか。それにしても女性アーティストがこのような表現をしているのは、今聴いても驚きである。

とにかくFは文句なしの名曲。この曲では、彼女の様々な歌い回しが聴こえるようで特に好きな一曲なのだが、絶望的とも言える寂しさが吐き出された雰囲気に、胸が締め付けられそうになる。他にもサビでの開放感がたまらなく心地よいAや、遊び要素を含んだGなど個性的な楽曲が揃っており、彼女の表現したいことがこのアルバムに詰まっていると言っても過言ではないハズ。それにしても、まるで自分の本性をを隠すかのように愛嬌たっぷりに映る、ギャップのあるジャケットは何とも彼女らしいというか…。