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テクノユニットとして名高い存在のProdigy。その実力と知名度は、UnderworldOrbitalChemical Brothersとともに「テクノ四天王」として名前を出されるほど。97年発表の出世作『The Fat of the Land』は約1000万枚の大ヒットを記録している。

テクノとロックなどを貪欲に融合させた、いわゆるビッグビートと呼ばれる攻撃的なサウンドは、もう…なんでもありの音楽の世界。とても迫力満点。

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1992
Experience 1st
1994
Music for the Jilted Generation 2nd
1997
The Fat of the Land 3rd
2004
Always Outnumbered, Never Outgunned 4th
Always Outnumbered, Never Outgunned
Always Outnumbered, Never Outgunned
1.Spitfire
2.Girls
3.Memphis Bells
4.Get Up Get Off
5.Hot Ride
6.Wake Up Call
7.Action Radar
8.Medusa's Path
9.Phoenix
10.You'll Be Under My Wheels
11.The Way It Is
12.Shootdown
13.More Girls
04年発表
Prodigyの4thアルバム。約1000万枚の大ヒットを記録した前作『The Fat of the Land』から7年もの歳月を経てリリースされた作品。ヴォーカルを勤めていたキース・フリントとマキシムが不参加のため、トラックメーカーであるリアム・ハウレット一人による作品みたいになっている。ただし、ゲストにはハリウッド女優のジュリエットルイス、Oasisのギャラガー兄弟など豪華なメンツを迎えている。

自分のテクノのイメージが古いのだろうか。この作品を聴いたときはテクノというより、かなりロックぽいと感じた。鋭利なナイフが飛んでくるようなサウンドと胸にずんずんと響くビートで、かなり攻撃的に責める。ヴォーカルも入ってはいるが、贅沢なアクセント(?)と考えてもらっても良いだろう。あとは、似たり寄ったりの曲が多いので、それぞれの曲がもっと個性的だったら…最強だったかも。

冷めたヴォーカルがカッコよさを引き立てるA。ギャラガー兄弟参加のK。子供っぽい声がツボにはまるFなどがおススメ。