アーティストレビュー HOME

Information

華原朋美は、当時シーンのトップに君臨していた小室哲哉に見出されたことにより歌手デビュー。小室哲哉は彼女の歌声を「涙腺を刺激する声」と評していたらしいです。その後彼のプロデュースにより、様々な名曲を生み出したことは皆さんの知るところ。そして私にとって、小さい頃を思い出させるアーティストでもあります。「I'm proud」「I BELIEVE」などが発表されてもう10年以上経つんですねぇ。華原朋美って普段は可愛く振舞っているのに、歌声を聴いてみるとカッコいい大人の女性になっていますよね。そんなギャップに昔は驚いてた記憶があります。今は浜崎あゆみ、愛内里奈などがいますが素の声が(ry

とにかくデビュー当時の勢いがすごかったので、それ以降の印象が薄いです。07年には精神不安定で事務所を解雇される騒動がありましたが、現在はどうしているのでしょうか?

Discography

1996
LOVE BRACE 1st
1997
storytelling 2nd
1998
nine cubes 3rd
1999
One Fine Day 4th
2001
Love Again 5th
2005
NAKED 6th
LOVE BRACE
LOVE BRACE
1.LOVE BRACE[overture]
2.Just a real love night
3.keep yourself alive [more rock]
4.Living on...!
5.I BELIEVE [album earth mix]
6.summer visit
7.MOONLIGHT
8.I'm proud [full version]
9.Somebody loves you
10.LOVE BRACE
11.I BELIEVE [play piano]
96年発表
華原朋美のデビューアルバム。BDGと、後にシングルカットされたIを加えてシングルは全部で4曲。小室哲哉プロデュースで、彼がプッシュしまくっていた華原朋美のデビューともあってか初動売上げでミリオンを突破。といってもヒットした本当の要因は楽曲の良さにあるだろう。ほとんどの楽曲がシングルに出来るんじゃないかと思うぐらい濃い内容。彼女がこのアルバムを映画のようだと喜んで語っていたらしいが、私もそう感じる。全体を通しての切ないラブストーリのような曲構成は、なんとも小室さんらしい。

アルバムの盛り上がりどころはやはり名曲DとGだろうか。Dはシングルで聴けたダンスチューンを大人しい曲調でリミックスし、アルバムの雰囲気に溶け込ませている。他にも、ABの力強いデジロックナンバーや、恋のハッピーエンドを静かに、そして壮大に表現したバラードIなど聴き所は多い。オープニング@とエンディングJはピアノによるインストで、これまた映画のように壮大でカッコいい。

小室哲也の作った曲と華原朋美の声が美しく響き合い、クリスマスのイルミネーションが頭に浮かんで来る、とてもおしゃれな作品。華原朋美のデビュー作にして傑作アルバムであろう。望むことならクリスマスに恋人と車の中で聴きたいなぁ…いないけど。
storytelling
storytelling
1.save your dream [album mix]
2.Every morning
3.afraid of tonight
4.たのしく たのしく やさしくね [album version]
5.You just gonna sing a song
6.I wanna go
7.LOVE IS ALL MUSIC [new mix]
8.storytelling [instrumental]
9.Hate tell a lie [album mix]
10.You don't give up
11.afraid of tonight [TK mix]
12.たのしく たのしく やさしくね [TK remix]
97年発表
華原朋美の2ndアルバム。本作は@CFHのシングルを収録。後にシングルカットされたEIも合わせると6曲がシングルということになる。そしてアルバム曲は4曲と少ないのでベストアルバムのような作品となっている。前作「LOVE BRACE」で早くも人気を獲得した華原朋美。本作からも彼女の代表曲@FHなどが生まれたわけですが、小室さんはこの時期どれだけ曲を作ったのだろうか…。

ただ、代表曲の存在感が圧倒的なので、他の曲がそれまでの繋ぎのようにも感じてしまった。本作では、小室哲也の色が表に出てきたようで、「デジタル」「サイバー」といったフレーズが頭に浮かぶ。声にエフェクトをかけてる楽曲を聴くとそう感じる。そのため純粋に彼女の魅力を味わいたい方には物足りなさを感じる作品かもしれない。ただアルバム曲であるAはとてもシンプルなロック調の曲であるにもかかわらず、個人的にとても好きな楽曲で、華原朋美の元気な声が聴ける良い曲である。

華原朋美が声を張って歌う楽曲が少ないので、彼女の魅力が十分伝わらない作品かもしれない。ただ、楽曲は普通に良いと感じれるモノが多いので、何も考えずに聴く分には満足できるのではないだろうか。どうでもいいけど、裏のジャケ写のラブラブ加減が憎い(二人で見つめ合って微笑んでいる)。