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Takateru Kagawa(Vo/G)とYukari Tanaka(Vo/G)の男女二人組による轟音シューゲイザーユニットHartfield。何層にも重ねたギターノイズの洪水を最大の武器にし、真正面からシューゲイザーを表現する。国境を超えて支持されている彼らは、ついに03年にオリジナルアルバムを発表し、05年には海外でもリリースされた。

Discography

2003
True Color, True Lie 1st
2004
L.I.B.R.A. mini
True Color, True Lie
True Color, True Lie
1.Reason
2.Girl Like You
3.True Color
4.Wonderful Word *
5.Nineball
6.It Could Happend to You ?
7.16 Lover's Rain
8.Strangers When We Meet
9.She Bangs
10.Free Again *
11.Blow Away
12.A Sorrowful Heartland
13.Stand by Me
03年発表
国内シューゲイザーバンドHartfieldの1stアルバム。この作品はプロデューサーが轟音シューゲイザーユニット、Astrobriteであることからも作品の方向性が伺えるが、轟音一辺倒に終わらず、メロディ、雰囲気、どこからもシューゲイザーの意思が宿っており、ファンにはたまらない作品だろう。

一曲目を再生した途端、たちまち層の厚いノイズが耳を覆い尽くす心地よさに圧倒される。とても荒々しく力強いが耳に優しいギターノイズ。これこそシューゲイザーの極み。まるで氾濫した川のように勢いよく流れ、通り抜けていくサウンドは、他のサウンドさえも飲み込もうとしている。実際、ヴォーカルはあまりにふわふわしているため、今にも流されていきそうだし、ドラムの音も掻き消えそうだ。何層にも重ねたサウンドと綺麗な男女ヴォーカルにはマイブラの面影を感じさせ、国内においてサウンド的には最もマイブラに近い存在と言えるかもしれない。

このようにギターノイズが圧倒的に支配している作品だが、本作は歌メロが非常にしっかりできている、と思っている。シューゲイザーにおいて歌は、音の一部にされやすく、過去に遡ってみると、歌メロがしっかりしているバンドはRideぐらいしかいない、と言える。そしてこの作品は、単純に轟音抜きでしっかりと歌っても…否、歌った方が素晴らしい作品になったかもしれない。リミックスで出すようなことがあるとしたら是非とも聴いてみたい。その他にも、隙間を縫って聞こえるメロディや歪みを抑えてかき鳴らされる耽美なギター。これらを含めたサウンド全体に広がる清潔感。その清潔感が心地よさを感じさせる源といえよう。

この作品は、後に05年にアメリカと韓国でもリリースされており、それぞれ曲順やボーナストラックが異なる。因みに上記のトラックリストはUS版のものである。国内シューゲイザーとして多くの支持を集めていた彼らの待望の作品は、海外のシューゲイザーファンからも多くの支持を集めている。