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Foo Fightersの中心人物、デイヴ・グロール。彼はご存知Nirvanaの元ドラマーだが、このバンドではVo/Gを担当している。94年にカートが亡くなりバンドは消滅するも、翌年95年にはすぐさまFoo Fightersを結成し、早くも立ち直ってみせた。02年には「One by One」をヒットさせるなど、徐々に支持を集めてきた彼らは現在、アメリカを代表するバンドにまで成長している。

Discography

1995
Foo Fighters 1st
1997
The Colour And the Shape 2nd
1999
There Is Nothing Left to Lose 3rd
2002
One by One 4th
2005
In Your Honour 5th
2007
Echoes, Silence, Patience & Grace 6th
One by One
One by One
1.All My Life
2.Low
3.Have It All
4.Times Like These (One-Way Motorway)
5.Disenchanted Lullabye
6.Tired of You
7.Halo
8.Lonely As You
9.Overdrive
10.Burn Away
11.Come Back
12.Danny Says *
02年発表
Foo Fightersの4thアルバム。95年にデビューして以来、目だったヒットに恵まれずにいた彼らだったが、本作をきっかけに大きく飛躍。ベストロックアルバム賞に選出されるなど、ヒットを記録した作品である。それは同時に、デイヴのソングライティングとしての才能が大きく認められた結果でもあるだろう。

ざらついた骨太のギターサウンドを中心に、とてもパワフルなサウンドが展開されていく。これは、もはやこのバンドを象徴するものであり、本作でも存分に味わうことができる。一歩一歩踏みしめるように前進する曲調が力強さを感じさせる一因ともなっている。このバックの力に物怖じせず立ち向かうのがデイヴのヴォーカル。がなり声で空の彼方まで突き抜けるように叫ぶ声が印象的な、とても迫力のあるヴォーカルを披露。それは日常生活の鬱憤が吹き飛ばされていくかのようで、とても痛快である。

名曲@をはじめ、前述どおりパワフルなロックが目白押し。どのトラックからも熱のこもったヴォーカルとサウンドが放出されていて率直でカッコいいと思える作品である。ブライアン・メイが参加したメロディアスなEなど変り種はあるが、根底はやはりロック。ニルヴァーナで培ったロックの魂みたいなものは、こういうところで引き継がれているのかもしれない。

ニルヴァーナと比較されるのが避けられない境遇の中、デイヴ特有のポジティヴな曲調を前面に押し出し、オリジナリティが大きく反映された本作。そんな作品が支持されたということもあり、バンドのイメージを決定付けたアルバムと言えるだろう。過去を振り返らない、デイヴの覚悟を感じさせる一枚でもあった。