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 日本人女性ヴォーカリスト、ユキ・チクダテを中心に、アメリカで活動するドリームポップ、ネオ・シューゲイザーバンド。その奇抜なバンド名は日本語の"セックス遊び"に由来しているとか。

 一口にシューゲイザーと言っても、このジャンルにおける音楽性の幅は広い。その中でAsobi Seksuは、シューゲイザーのドリーミーな部分に重点を絞っており、それをひたすら追求しているようなバンドである。Asobi Seksuは2ndアルバム「Citrus」で掲げた"ドリームポップワールド"を見事に体現しており、90年代初頭のシューゲイザーとはまた違う、まさしく新しく生まれ変わったシューゲイザーと言えるだろう。

Discography

2004
Asobi Seksu 1st
2006
Citrus 2nd
2006
At the Echo 10/6/06 live
2009
Hush 3rd
Citrus
Citrus
1.Everything Is On
2.Strawberries
3.New Years
4.Thursday
5.Strings
6.Pink Cloud Tracing Paper
7.Red Sea
8.Goodbye
9.Lions and Tigers
10.Nefi+Girly
11.Exotic Animal Paradise
12.Mizu Asobi
06年発表
 Asobi Seksuの2ndアルバム。ジャケットにも記されているように、バンド自ら"ドリームポップワールド"と称し、そのサウンドを追求した自信作。おそらく、この手のシューゲイザーが好きな方にはたまらないバンドではないだろうか。ユキ・チクダテのロリっぽい声とキラキラしたシューゲイズサウンドが甘〜い世界観を作り出しているのだが、これは言わばお菓子の国。手招きするようなヴォーカルに誘われてその世界に飛び込めば、目の前にはとても夢幻的な世界が待っている。

 サウンドは、ユキの浮遊感漂うヴォーカルをはじめ、様々な部分からシューゲイザーへの恩恵をが感じられ、それらをキャッチーなポップミュージックに消化している印象を受ける。特にシングルカットされたCGは、バンドの楽曲センスが存分に発揮されており、後半のフィードバックギターノイズが恍惚感を生み出しているとても魅力的な二曲である。これらを筆頭に、ドリーミーで煌くメロディやけたたましい嵐のような轟音ノイズが組み合わさった、シューゲイザーの魅力満載の曲が並ぶ。特にFでの数分間轟音ノイズ垂れ流しっぱなしのクライマックスは、サウンドの海を泳いでいるかのように気持ち良く、印象的な一曲。

  "ドリームポップワールド"に轟音を大胆に持ち込み、シューゲイザーの音楽性のド真ん中を突くこのバンドは、今後の活躍が期待される存在だ。